2014年03月14日

CERN(欧州原子核研究機構)見学記

帰国直前ですが、スイス最後の旅行を兼ねてジュネーブにあるCERNとティチーノ地方に来ています。という事で、今日はCERN(欧州原子核研究機構)(場所HP)の見学報告です。アクセスですが、ジュネーブの18番トラムの「CERN」で下車して、徒歩1分くらいのところに受付があります。
理系(特に物理や素粒子関係)では「聖地」と言えるような研究所なので、僕もスイスにいる間に是非とも行きたいと思っていたのですが、何とか帰国前に間に合って何よりでした。

さて、CERNでは日曜・祝日を除いてほぼ毎日ガイドツアーが開催されており、こちらのサイトから予約を入れることが出来ます。ガイドツアーには、英語とフランス語のどちらかで申し込めるのですが、当然僕は英語で1月くらいに申し込みました。CERNのガイドツアーは、かなり人気があることもあり、2,3ヶ月先までほとんど予約が埋まっているので、相当前の段階で予約を入れておくほうが良いかと思われます。
また、CERNの敷地や建物はスイス・フランスの両方に跨っているために、ガイドツアーに参加する場合はパスポートが必要になります。

さて、CERN到着後に受付のお姉さんに「本日のガイドツアーで来たのだけど」と言うと、名札が渡されて10時半にこの場所に集合してと言われました。なお、僕は大きなリュックサックを背負っていたので、「この荷物をどこかに置く場所ない?」とお姉さんに聞いたところ、お姉さんが近くの物置みたいなところに連れて行ってくれて「ここに置いていいわよ。」と案内してくれました。(もちろん会話はすべて英語でOK)
とりあえず大きな荷物の持っている方は、ジュネーブ駅のロッカーを利用しなくてもCERNの受付で預かってくれるみたいです。

ガイドツアーですが、まずはCERNの歴史や過去の偉業を紹介するビデオを30分くらい見ます。その後受付の外へ出て、↓画像のように加速器の模型や謎の球体の脇を通り抜けて、ATLAS(A Toroidal LHC ApparatuS:トロイド型LHC観測装置)の司令室を見学します。







なお、謎の球体はCERNにまつわる実験器具や機会等の展示スペースになっており、ガイドツアーが終わった後に各自で入館することができます。現在、ATLASは2年間のメンテナンス期間中となっているのですが、司令室から各メンテナンス作業員に指示等を出しているそうです。なお、現在は司令室に人があまりいない状態ですが、実験期間中はこの司令室にかなりの人数が詰める状態になるそうです。
その後、僕らはCERNの最近の発見に関する30分くらいの3Dビデオ(主にヒッグス粒子関連)を見た後に、Q&Aを経て解散となりました。

また、受付の下にもプチ博物館みたいなものがあり、そこで素粒子の基本を勉強する展示物がたくさんあるので、そこも見てみました。↓画像みたいに、実際の粒子加速器のレプリカも展示してあり、非常に興味深かったです。



今回の見学の印象ですが、やはり最近のホットなトピックとして、昨年ノーベル賞を受賞したヒッグス博士とヒッグス粒子に関する話が多かった気がします。質量の起源になるヒッグス粒子とヒッグス場ですが、ガイドツアーのツアーコンダクターは、光子以外の素粒子はヒッグス場から相互作用を受けることで質量を獲得したが、光子はヒッグス場と相互作用しないので質量がないと説明してくれました。ここで僕は、重力と電磁気力の及ぶ範囲が無限遠になる(つまり、それぞれの力を媒介する粒子の質量が0)という事は、重力子(まだ発見されていませんが)と光子はヒッグス粒子とは相互作用しないわけね、と納得。確かに、電磁気力の場合は「クォーク」と「レプトン」が正負電荷の最小単位ではあるけれど、重力の元になる各物質の質量についてはどのように決まるかがわかっていなかったので、40年も前に「各粒子の質量はヒッグス場との相互作用の強さで決まる」と見抜いたヒッグス博士に感嘆です。

ちなみにこの日は、朝5時に起きてチューリッヒからジュネーブに向かったのですが、このガイドツアーが終わってすぐに今度はルガーノに向かいました。一日で10時間くらい電車に乗り続けたのも今回が初めてでした。


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posted by もんじゃ at 15:22| Comment(21) | TrackBack(0) | 観光

2014年02月13日

BussalpとMännlichen旅行記

【インターラーケン旅行記〜その1〜】
http://zurich-life.sblo.jp/article/86524246.html

【インターラーケン旅行記〜その2〜】
http://zurich-life.sblo.jp/article/86524983.html

【グリンデルバルト/フィルスト旅行記】
http://zurich-life.sblo.jp/article/86859743.html

今日は、↑の旅行シリーズの最終話になります。が、この日はほぼ全て失敗談になります。皆様、ソリやスノーチューブをする際には、本記事の失敗談をご参考ください。

実はBussalp(ブスアルプ)とMännlichen(メンリッヘン)に行く前日(GrindelwaldとFirstに行った日)の夜からどんどん雪が降って、宿泊先のインターラーケンでも雪が積もってしまいました。「おぉ、冬らしくて良いなぁ」なんて思ってたのですが、この雪が翌日に致命傷となってしまいました。

次の日、電車でGrindelwaldまで行った後、バスに乗り継いでブスアルプまで行って、Family snow parkにてスノーチューブをやる予定だったのですが、↓画像の通り前日から雪が50cm以上も積もってしまっていたために、受付のお兄さんから「昨日雪が降りすぎちゃったので、今日は除雪してからじゃないとスノーチューブはできないよ。ソリならできるけど?どうする?」と言われてしまいました。



「今10時だけど除雪終わるのは何時くらいになりそう?」と聞いたところ、「う〜ん、午後になればできるかなぁ。」との事だったので、ブスアルプでのスノーチューブは諦めて、レストランでお茶だけしてGrindelwaldに戻りました。
この時は「まぁしょうがない。スノーチューブはできないけど、午後からメンリッヘンでソリでもやるか。」と思っていたのですが、昼食後にメンリッヘンに行ってINTER SPORT Rent-Network (Jungfrau地区のレンタル屋)にソリをレンタルしようと思って店員さんに聞いたところ、「昨日たくさん雪が降ったので、今日はソリ滑らないぜ。オススメしないけどそれでもやる?」と店員さんから言われてしまいました。僕らはこの時初めて、「スノーチューブ」も「ソリ」もドカ雪直後は無理なんだと理解。せっかく、ブスアルプとメンリッヘンに行ったのに、結果的にスノーチューブもソリもやらず一日棒に振ってチューリッヒに帰宅することになりました。

メンリッヘンでソリが出来ないことをわかっていたら、ブスアルプでソリをした方が良かったなと多少後悔はありますが、まぁこれはこれで勉強になりました。やっぱ、冬の山で無難なのはスキーなんですかね。


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posted by もんじゃ at 05:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 観光

2014年02月08日

グリンデルバルト/フィルスト旅行記

という事で、以下の旅行記の続きとなります。

【インターラーケン旅行記〜その1〜】
http://zurich-life.sblo.jp/article/86524246.html

【インターラーケン旅行記〜その2〜】
http://zurich-life.sblo.jp/article/86524983.html

インターラーケンでカジノを楽しんだ次の日は、いよいよグリンデルヴァルト(Grindelwald)に向かいました。



という事で、グリンデルバルトの駅を降りると、↑のような街の光景が広がります。ちょうど赤い屋根のお店の隣のホテルの地上階部分が、日本語観光案内所(場所HP)になりますかね。

この日は、First Friegerに乗ろうと思っていたのですが、冬期間のFirst Friegerは天候の良い日かつ12:00〜16:00にのみやっているという事で、11時くらいにFirst(フィルスト)までのロープウェイに乗ろうとしたら、↓画像の通りでロープウェイ乗り場が超混雑。



「こりゃあかん!」という事で急遽予定を変更して、午後に行く予定にしてたグリンデルバルトのスポーツセンター(場所HP)に先に行って来ました。



この↑画像のスポーツセンターですが、ウォータースライダー付きのプールだけでなく、スケートリンク(カーリング)、ボルダリング等の様々なスポーツができるようでしたが、僕らは水着を持って行ってたのでプールに入りました。ここはウォータースライダーがあるので、子供達に混じって僕も5回くらいやってしまいました。結構スピードが出ますので、最後のざぶーんで鼻に水が入らないように注意が必要です。また、プールは子供用・リラックス用・遊泳用の3種類がありました。奥さんはサウナにも行っていましたが、ここのサウナも真っ裸サウナとの事で、3種類のサウナがあったそうです。
幸い冬のお昼時という事で、プールもサウナもがらがらで空いてました。
なお、宿泊していたインターラーケンのホテルのゲストカードを提示したところ、プールの入館料は大人一人CHF7.5(時間無制限)で、サウナは大人一人CHF17(時間無制限)でした。

その後お昼ご飯を食べて、午後2時半過ぎにFirst行きのロープウェイに戻ったのですが、さすがにこの時間になるとすぐにロープウェイに乗れました。ロープウェイに30分弱乗って、Firstに到着。First Friegerは、ロープウェイ乗り場から雪中を歩き徒歩5分くらいのところでしょうか。



↑画像の通り、最初は何やら怪しげな書類にサインを書かされます。英語の紙もあったのですが、「死んでも文句は言いません」的なものではなく、この紙にはFirst Friegerに乗る際の注意点が書かれており、「以上の注意点を守ります」というような宣誓書のような感じでした。
また、↑画像の奥にFirst Friegerの乗った女の子が見えますが、この状態でいきなり前の扉がガッと開く事で、↓画像の通り一気に時速80kmで滑空します。



なお、First Friegerは僕らの持っていたHiking and Sledging passでは乗れないと思っていたのですが、受付のお兄さんに「これで乗れる?」と聞いたところ、追加でお金を支払うこと無く乗れました。(HPを見る限り、Hiking and Sledging passでは無料にならないはずなのですが……。)まぁラッキーだったのでしょう。


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posted by もんじゃ at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 観光