2014年02月26日

ウクライナの次の注目はベラルーシ!

【ウクライナ、EU加盟に意欲 ロシアは政変に反発、欧米は支援】
http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/24/ukraine_n_4844970.html

EUにとって、ウクライナの政変はかなりのビックニュースになります。というのも、地図で見れば一目瞭然ですがウクライナはロシアの隣国という事で、経済的にも軍事的にもロシアの影響を非常に強く受けています。また、ウクライナは鉱物資源が豊富ということもありEUもロシアも是が非でもこの国に影響力を行使したいと思ってるでしょう。(万が一ウクライナがNATOにまで加盟したら、モスクワの喉元にNATO軍の基地が作られることになります。)

ここ最近はウクライナ経済が停滞していることもあり、ロシアがウクライナの債務を肩代わりすることで、ロシアの従属国みたいになっていました。23日に解任された前大統領のヤヌコヴィチ氏は親ロシア派でしたが、今回の親EU派が政権を抑えたとの事で、一気にウクライナが親EU派へ舵を切るのか、あるいは国を二分させて内戦状態になるのか注目です。当然、EUはウクライナを自陣に引き入れようと財政援助の方向で動いていますが、ロシア側はどうするつもりなんでしょうか?(ロシアもウクライナに延々と援助する余力も以前ほど無いかと思いますが、みすみす親EU国家にさせるとも思えませんし。)


しかしもう少し先を読むと、注目はむしろウクライナの行方ではなく、ウクライナの隣国であるベラルーシではないかと僕は睨んでます。というのも、ベラルーシも同様に財政基盤が豊かでなく以前から破綻懸念のある国ですが、この国は以前からロシアとEUを天秤にかけて援助を引き出そうとする外交で食いつないでいる国だったりします。最近はロシアからの金銭援助が期待できなくなったと見るや、中国との関係強化に乗り出し、↓記事のように今や中国がベラルーシを支えるトップランナーになってしまいました。

【中国に急接近の独裁国家ベラルーシ 「スラブの兄弟」露はいらだち】
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/673387/

元々、ベラルーシはロシアに取り込まれることへの恐怖があるようなので、財政破綻か何かをきっかけに1994年より独裁しているルカシェンコ大統領に代わる親EU勢力が政権を握りさえすれば、結構簡単にコロっと変わるような気がします。そうなれば、日本にとっても中国を間接的に牽制できるんですけどね。
ただ、ベラルーシは日常言語がすでにロシア語になっちゃっているみたいなので、なかなかロシアの呪縛から離れるのは困難なのかもしれません。


個人的には今回のこのクーデターのニュース、アフリカ諸国や中国とかで報道されているかどうかが非常に気になります。ソチで開催されているパラリンピックが終わるまではロシアも静観するかと思いますが、その後ロシアがどう出るのか多少不安でもあります。(まさかウクライナへの軍事介入は無いと思うけど。)


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posted by もんじゃ at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2014年02月25日

残された時間はどのくらい?

すみません。今日は主にスイスの話じゃなくて中国の話です。「いつか中国のバブルは崩壊する」とよく言われますが、どうやらそろそろ導火線に火が付き始めたところでしょうか?

まずは時系列でやばそうなニュースをあげます。

【人民銀、不動産高騰で資金供給手控え 中国の短期金利9%台】(2013/06/09)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM08069_Y3A600C1FF1000/

【中国の短期金利上昇 銀行の手元資金、緊迫した状態か】(2013/12/23)
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312230148.html

【中国:高利回り商品デフォルトも−工商銀は返済せずと関係者】(2014/01/17)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MZJBMS6K50YE01.html

【中国「影の銀行」新たに850億円回収危機 デフォルト懸念さらに】(2014/02/15)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140215/chn14021520130004-n1.htm

【中国 中小都市の住宅値崩れが開始、地方政府のデフォルトは来年以降に増加も】(2014/02/24)
http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201402240154

何だか加速度的に嫌なニュースが出始めてますよね。さて、要は中国の差し迫った問題として、「影の銀行」と「不動産バブルの崩壊」の二つがあります。あんまり関係ないように思われますが、実はこの二つは一連托生だったりします。
というのも、「影の銀行」は高利回りの金融商品(日本の報道では一般的に「理財商品」と呼ばれている)を中国国内の投資家や一般国民に売っていたのですが、「影の銀行」は儲けたお金で主に不動産等へ投資をしていたわけです。つまり不動産バブルが崩壊すると、その時点で理財商品は利回りどころか元本すら返済できない状態になるわけですよ。

中国では不動産の値上がりペースが物凄く速かったために、値上がりの利ざやで儲けることができるのは不動産を購入可能なある程度の富裕層だったと思うのですが、理財商品は金融商品のためそこまでの富裕層じゃなくても購入でき、しかもその理財商品の利回りが不動産投資並みに高利率だったので、あっという間に中国国民の間に広まっていったと思われます。(むしろこの理財商品のおかげで、今までバブル崩壊を延命することができたのかもしれません。)
ちなみに、不動産投資を金融商品にして売り出した仕組みは、アメリカのサブプライム問題と同じです。理財商品の市場規模は日本円で換算すると300兆円とも言われていますが、一体この300兆円がどの程度毀損するのか検討もつきません。

ちなみに日本の場合は、政府により1990年に実施された「土地取引の総量規制」がバブル崩壊の引き金を引いたと言われています。その際は土地取引量の多かった都心からバブル崩壊が始まり、次第に地方にも広がっていきました。一方中国の場合は、おそらく理財商品による地方の不動産投資に失敗したことにより、地方からのバブル崩壊が始まったのではないでしょうか?
おそらく今後も地方のバブル崩壊と理財商品のデフォルト懸念が目立つようになると思いますが、中国政府は輪転機を回して「元本だけは保証する」ってことをやるんじゃないのかなぁ……。ただ、それをやるとますますインフレが進むので一般国民の生活がさらに大変になるだろうし、地方のバブル崩壊を見捨てるとなれば今度は地方の反乱が始まるだろうし、すでにバブル崩壊と理財商品のデフォルトを根本から救う手段は残されていないような……。

まぁ中国は、GDPのうち総固定資本形成(設備・住宅・土地への投資)が50%弱と、スイスや日本の20%程度と比較すると一目瞭然で投資依存の国なので、この投資がこけるとなると完全に経済がアウトになると思っていたのですが、中国がこけるとなると日本もスイスも相当な被害でしょうね。個人的には、内需国家(GDPに対する輸出入の割合が30%程度、対中国の輸入割合に限定すると3%程度)の日本よりも、外需国家(GDPに対する輸出入の割合が100%程度、対中国の輸入割合に限定すると5%程度)のスイスの方が、総合的にはダメージの大きいような気がします。
これ、唯一日本がスイスに誇れる経済上の強みではないかと思うのですが、GDPに対する輸出入の割合が少ないということは、日本だけで経済が上手く回せて行けるってことなんですよね。先進国でGDPに対する輸出入の割合が30%以下の国なんて日本とアメリカだけなので、他国の影響を受けにくいということでは、むしろスイスよりも日本経済の方が世界恐慌には耐性があるのかもしれません。


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posted by もんじゃ at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2014年02月23日

目の前の女性が警察に連行される

昨日奥さんと一緒に買い物に出て、その帰りの32番バスの出来事。奥さんは席に座るために僕と離れていたのですが、Nordstrasseのバス停の停車中にいきなり2名の警察官が乗り込んできました。そしたら運転手さんも出てきて、いきなり僕の方を指差してドイツ語で何かしゃべています。
「えっ、俺何かしたっけか?!」と思う間も無く、警察官が僕の方に向かってきます。離れて座っていた奥さんも僕の方を心配そうに見ていたのですが、警察官が僕に向かって「Entschuldigung!(すみません)」と聞いて来ました。ただ、警察官の目線は僕ではなく僕の奥にいた眠っている50歳くらいの女性を見ていたので、「あっ、俺じゃなくてこの人か。」と察してその場所をどいてあげると、警察官がその女性にドイツ語で何やらしゃべってます。ドイツ語が聞き取れないので、何を話しているのかはわかりませんでしたが、おそらく「ちょっとバスから降りて、お話お伺いできませんか?」みたいな感じでしょうか。
この女性、僕が乗車してきた時にすでに眠っていたのですが、マニキュアがいたるところで剥げてるし、バッグやジャケットもボロボロだったので、ちょっと気になってはいたのですが、一人の警察官がこの女性の席の脇から透明な小袋を回収した時点で、「ひょっとして薬物か?」と僕も気づきました。

結局この女性は、フラフラ状態のまま警察官と一緒にバスの外に出ましたが、まさにバスの中で薬物中毒状態だったのでしょうか?いやぁ、なかなか目撃できない現場を見てしまいました。


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タグ:警察 連行 薬物
posted by もんじゃ at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記